マンション・ビルのシャッター
防火シャッターが閉まらない・勝手に降りる
火事でもないのに防火シャッターが降りてきた、試験で閉まらなかった。建物の所有者・管理者の方に向けて、まず安全のためにしたいことをご紹介します。

防火シャッターは、火災のときに煙や炎の広がりを抑えるための防火設備です。ふだんは天井の中に納まっていて、感知器が煙や熱を感じると、連動制御器からの信号で自動的に降りるしくみになっています。建物の安全を守るための大切な設備です。
勝手に降りる、または閉まるべきときに閉まらないという症状は、どちらも安全に関わります。原因を確かめないまま元に戻さず、専門業者に状態を見てもらうことが大切です。
よくある原因
感知器の誤作動
煙や熱を感じる感知器は、ほこりや湯気、虫の入り込み、汚れなどで、火災ではないのに反応することがあります。感知器が反応すると、その信号を受けて防火シャッターが降ります。厨房や浴室の近く、工事中の場所の近くでは、起こりやすいことがあります。
連動制御器や配線の不具合
感知器の信号を受けてシャッターを動かす連動制御器や、その配線、予備の電源に不具合があると、勝手に作動したり、反対に信号が届かず閉まらなかったりします。停電や落雷のあとに、こうした症状が出ることもあります。
降りるしくみの部品の傷み
防火シャッターを降ろすための自動閉鎖装置やブレーキ、シャフトまわりの部品が傷むと、途中で止まる、降りきらないといった症状が出ることがあります。ふだん動かさない設備のため、傷みに気づきにくい部分といえます。
シャッターの通り道の障害物
シャッターの真下や、ガイドレールの近くに物が置かれていると、閉まりきらない原因になります。また、降りてきたシャッターが人や物に当たる危険もあります。日頃から、シャッターの通り道に物を置かないことが大切です。
ご自身で確認できること
安全な範囲で、次のことを見ておくと、ご相談のときに状況が伝わりやすくなります。
- シャッターの真下や、ガイドレールのまわりに物が置かれていないか
- 防災センターや火災受信機に、警報や表示が出ていないか
- 降りたシャッターの場所と、そのとき近くで工事や清掃、調理などがなかったか
- 法定の定期検査や、日頃の点検の記録がどこにあるか
やめておきたいこと
- 降りてくる途中や止まったシャッターの下に入る、くぐって通る
- 原因が分からないまま、手で押し上げたり、制御盤を操作して元に戻したりする
- シャッターの下に物を置いて、閉まらないようにする
シャッターの内部には強い力がかかっている部品があります。けがや故障が広がるのを防ぐため、部品の調整や分解はご自身で行わないでください。
どんな作業で直すか
現地で原因を確かめてから、次のような作業をご提案します。
感知器と連動制御器の確認
感知器の汚れや取り付けの状態、連動制御器の表示や予備の電源、配線を確認します。誤作動の原因が分かれば、清掃や部品の交換で直します。消防設備と関わる部分は、関係する業者と連携して進めます。
閉鎖のしくみの点検
自動閉鎖装置やブレーキ、シャフト、スラットの状態を確認し、正しく降りきるかを確かめます。傷んだ部品は交換し、作動の確認をしてから元の状態に戻し、作業の内容をご報告します。
安全装置と通り道の確認
降りてきたシャッターが人に当たったときに止まる危害防止の装置の状態や、シャッターの通り道に障害物がないかを確認します。管理の方法についてもあわせてご説明します。
早めのご相談をおすすめするとき
勝手に降りる、試験で閉まらなかったという場合は、そのままにせずご相談ください。人がよく通る場所では、近づかないようにお知らせしたうえで、状態を見るまで無理に戻さないことをおすすめします。
関西(大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県)のご相談を承ります。現地調査とお見積もりは無料で、お見積もりを見てお断りいただいても費用はかかりません。他社との相見積もりも歓迎します。
よくある質問
勝手に降りたシャッターは、自分で戻してもいいですか?
原因が分からないうちは、手で戻したり制御盤を操作したりせず、専門業者にご相談ください。誤作動の原因が残っていると、また降りてくることがあります。
防火シャッターの修理は、どこに相談すればよいですか?
シャッター本体や閉鎖のしくみは、シャッターの専門業者が点検します。感知器など消防設備と関わる部分は、関係する業者と連携して確認します。
見積もりだけでもお願いできますか?
はい、現地調査とお見積もりは無料です。お見積もりを見てお断りいただいても費用はかかりません。他社との相見積もりも歓迎します。